【20251118・ワークショップ ミギウデ組織〈はたらく人編〉①レポ】

 こんにちは、島の人事部広報のぽっぴんです。

 この度、「新人研修」「女性向け」に続く、新たなワークショップシリーズが始まりました。
 今回のテーマは「ミギウデCxO人財」

 ミギウデ?CxO?なんだそれ?と思われた方は、ぜひこちらの記事をご参照ください!

https://tieonawaji.com/n/nc8f67c40ed43

 また、今回のWSの概要や目的についてはこちらの記事を読んでいただけると、わかりやすいと思います。

https://tieonawaji.com/n/n8ec4dba52d2d

 今回のWSは「はたらく人(=ミギウデ候補)編」と「経営者編」の2部制で開催。それぞれの立場から自分や自社の強み、求める「ミギウデ人財像」を改めて見つめ直します。来年2月まで月1回の計4回開催する予定で、その初回が11月18日に行われました。

 島の人事部が掲げる新たなキーワード

「となりのミギウデ」

 につながる重要な取り組みです。(詳細は上の記事に!)

 ただ単に業務を「外注」するのではなく、経営に深く携わり、ときには社長以上に会社を理解して動ける存在──
 そんな島の“ミギウデ人財”を育てていく。そのための4ヶ月間の学びの旅が、この日から本格的にスタートしました。

 参加してくださった皆さんは、年代も職業もバラバラですが、ひとつ共通していたのは

「もっと成長したい」「会社や地域の力になりたい」

 という静かな熱量でした。


■ 組織を「自分ごと」として考える

 WS初回の講師は、リエさん。

 「自社の課題〜組織を“自分ごと”として考える〜」というテーマで、CxOとはどういうものか、経営者の視座を持つとはどういうことかなどについて丁寧にお話ししてくださいました。

 その中でリエさんは、島の人事部のリーダーであるマサさんの言葉「響きあい、混ざり合う」を引用ながら、「話したくないことや話せないことは話さなくていい。それでもうっかり言ってしまうこともあるので、この場のことはこの場限りにしましょう」と参加者に語りかけました。

 こうした細やかな気配りが場の「安心感」につながり、よりよい共創を生み出すのかもしれません。


・相手のイマココに寄り添う

 その後行われた最初のワークは、グループごとに3分間の自己紹介。
 名前や所属を伝えるだけでなく、

・今の仕事とこれまでやってきた仕事
・働き方や生き方における悩み
・これから挑戦したいこと
・きょうここに参加した理由

 を合わせて共有します。
 さらに、聞き手に対しては、話し手の目を見てうなづいたり、相槌を打ったりしながら「相手のイマココに寄り添うために、言葉の反射や感情の反射を大切に」という注文も。

 元新聞記者のぽっぴんとしては、こうした「傾聴」を促すポイントはめちゃくちゃ大事だと感じました!!話している方も気持ちよく話せるし、聞き手もより一層、気持ちを込めて耳を傾けることができる。
 当たり前のようでいて、意外と「意識しようとして意識することのないポイント」をしっかり伝えていくことで、空間の一体感がより高まっていくのだと思います。

 その甲斐もあってか、最初はどこか緊張した面持ちだった参加者の皆さんも、少しずつ表情が穏やかに。「受け入れられている」という感覚は、人を優しくするのかもしれません。

 3分間で自己紹介をした後は、聞き手が1分間でフィードバック。それを人数分、繰り返していきます。
 フィードバックの中には、

  • いろんなことをやって人生を楽しんでいるのが、すごい。それでいて、悩みがないというのは、どうしてなのか気になる!

  • 自分が想定していた状況から逸れていった場合でも、うまく乗り越えてきた胆力を見習いたい。

  • 色々な仕事を長く続けているからこそ、みんなから頼られる存在になっているのだと思う。

 という声が。
 自分が気づいていなかった強みを他者に発見してもらえる、貴重な時間になったのではないでしょうか。


・「経営者の視座」とは?

 ここからはリエさんによるレクチャータイム。
 ミギウデ人財として活躍するために欠かせない、「経営者の視座」を持つことについて語られました。

 そこでリエさんは、経営者はいつも、

 限られた経営資源をどこに投入するかを考えている

 と説明。
 経営資源とは、


モノ

情報(ノウハウ・顧客情報・市場情報など)

これらすべてが有限だからこそ、
何をどこに投入するとどれだけのリターンが得られるかを考える。

 経営者とは、そういうものだそうです(僕も勉強になりました笑)。

 その上で、社内の各部門がそれぞれ独立して意思決定をする「部分最適」という状態だけでなく、
 部門間の連携はもちろんのこと、経営陣と各部門の連携も迅速かつ深く取れている「全体最適」の状態であることが望ましい、
 と。

 だからこそ、「全体最適で経営資源を捉え、考える力」を磨くことが大事。

 カァーーーーーッ。なるほど。わかりやすい。
 参加者の皆さんと同じくらい、うなづいたぽっぴんでした。


■ 経営とは、ギャップを埋める仕事

 リエさんの講義はさらに続きます。

 高齢化、賃金、採用、少子化…。
 地域企業が直面する課題は多いですが、経営者は常に〈現状〉を直視した上で、〈ありたい姿〉とのギャップをどう埋めるかを考えています。

 その視点を理解することで、社員も

“経営の一翼を担う存在”になれる

 と言います。

 その上でリエさんは二つの「会社組織の収益の上げ方」を紹介しました。

 一つは、「売上を上げて、収益を上げる」
 これを理解するには、アンゾフの成長マトリクス(下図)がわかりやすいそうです。つまり、

①自社の強みを活かした既存製品でこれまでと同じ既存市場で戦う
②新規製品を既存市場に投入する
③既存製品を新規市場に投入する
④新規製品で新規市場に挑む

 この中で①〜③は企業としても比較的とっつきやすいため、まず最初に考えるべき軸になるそうです。

 そして収益のあげ方二つ目が、「生産性を上げて、収益を上げる」
 この中でも二つの手法があって、それが

・原価を下げる
・経費を下げる

 の二つ。いずれも、企業として事業に取り組むにあたってかかる費用を抑える、ということです。

 原価を下げるとはつまり、原材料の調達コストを見直したり、生産性の改善を行ったりするということですね。
 経費を抑えるのは、社員の業務内容を改善したり、無駄な出費を抑えたりすることで実現することができます。

 こうした点を意識して経営者を観察して、彼らが考えていそうなことを推察すれば、社員から上層部に対する理解も深まるのではないか、とリエさんはおっしゃいます。

 確かに、リーダーたちが何を考えているのか。そもそもどういう視点に立って物事を見ているのか。
 それがわかると、少しは思考が読めるようになり、自分の仕事の中でもより力を入れるべきところがわかったり、業務内容もうまく効率化できるようになったりするのかもしれません。

 そんな気づきがあったのか、参加者の皆さんが熱心にうなづきながらメモをとっておられる姿が印象的でした。


・自分の未来を言葉にする

 この日最後のワークは、「わたしのミギウデ宣言」。

・私の原動力
・私の強み
・私が挑戦したいこと
・私が貢献できること

 自己紹介やフィードバック、リエさんの講義から得た学びを活かしながら、これらについて各々で考え、それを元に、

私は、______(自分の強み・役割)を活かして、
   ______(どんな経営者・企業)と共に、
   ______(どんな挑戦・未来)を実現します。

 この文章を完成させます。
 まさに、ミギウデ宣言!!!

 あらためてきょうの時間を振り返りながら、静かにペンを走らせるこの時間は、おそらく参加者の方々にとってまさに“内省のひととき”。
 自分についての理解を深め、未来を言葉にしていくことで、世界の見え方が変わっていく。
 少々大袈裟かもしれませんが、きっと4回目のWSが終わることには、みなさんの表情にも大きな変化が現れていることと思います。

 さて、そんなミギウデ宣言ですが、参加者のうち8分間のシンキングタイム中に無事に最後まで書き終えられた方は、なんと1人!!!!笑

 ただ、それでいいんです。
 今回のWSは4回を通じて、少しずつ歩みを進めていくもの。実際、初回に考えたミギウデ宣言はWSの終盤に再考し、ブラッシュアップしていく予定だったのです。
 だからこそ、今ここで確実な答えが出ていなくても全くOK。むしろ、自分の現状認識としてはすごくいいのではないでしょうか。
 そんないきなり、宣言なんてできるわけないよ!!!!と僕も思います。

 だから一緒に、成長していきましょう。
 きっと自信を持って自らのミギウデ宣言を確立できた先に、組織内だけでなくこの地域における、みなさんのよりよい輝き方が見えてくるはず。

 島の人事部は、そんな「余白」を大事にする場所です。


■ 未来が変わり始めた!!

 というわけで、ついに始動したWSミギウデ組織〈はたらく人編〉。その初回は、

「自分を知り」、「仲間の物語を聴く」

 という、とても大切な地ならしの時間になりました。

 年をまたいで続くこのWSシリーズでは、はたらく人編と経営者編が並行して走り、最後には“★CxO組織の実現★”を目指していきます。

 島の企業がもっとよくなるために、
 その企業で働く人がもっと輝くために、
 そして淡路島が“愛される地域”であり続けるために。

 今日の一歩は、確実にその未来につながっている。

 そんなことを感じられる、体温が宿った走り出しになりました。

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