「合同新人研修をやろう」
そう言い出したのは、
合同新人研修を受けたことも、企画したこともない私。
2024年度の島の人事部の活動の中で、
参画経営者の方から「新人研修」をやりたいとの声は上がっていたものの「じゃあ…」とすぐに実施のために手を挙げたかと言われればそうではない。
話が出てから3ヶ月程経った2025年3月の出来事。
島の人事部がこれから何をしていこうか?の話をしている中に、合同新人研修の企画が入っていたのだ。
「誰がやるんだろう」
そんな風にどこか他人事としてこれまでは考えていたが、この時の私は地域おこし協力隊としての委嘱も決まっており本格的に地域のために活動をしようと決意をしていた時だった。
だからだろう。こんなふうに言っていたのは。
「私がやるしかないと思っていました(笑)」
そう決まってから実施までは1ヶ月ちょっとしかない。
とにかく急ごう!と冬から春に変わる風が吹いている中、私の中にも新しい風が吹こうとしていた。

「新人研修とはビックイベントだ!」
新人研修が無かったベンチャー企業で新卒を迎えている私にとって、”研修”というのは、それはそれは大きなイベントであり大きな意味づけが必要な機会だと考えていました。
だからイメージしていたのが「ちゃんとした新人研修」
社会人としての基礎マナーや、キャリアについての考え方、PDCAの回し方など、自分自身が社会人経験を通して必要だと感じていた事を詰め込む場として捉えていました。
「求められていることと、地域とのギャップがある」
「何をすればいいんだ…」
頭を詰まらせて、経営者のものに相談に行った時
そんな言葉をいただきました。
新人研修の話が出た際、求められている理由としては
「同期同士の繋がりがあった方がいい」
という点であり、新人を教育したいわけでも、大きな目標を持って就業して欲しいいうわけでもなかったのです。
「淡路という地域を好きになってもらい、共に長く働いてもらうための土壌作りをしたい」
新人研修の実施はあくまで手段であって、目的ではなかった。
新人研修を実施することを目的とし過ぎていた私は、本質から遠く離れたことを実現しようとしていたのです。
「横のつながりを作ること」
今年度の新人研修の大きなテーマです。
淡路島には電車がありません。
「都会のように仕事終わりに気軽に飲みに行くことも」
「昼休みにちょっと会おうよ〜」
というのも簡単にできることではありません。
どうしても外の人たちと繋がる機会も少なくなりがちで、各年1〜2名ほどの採用である中小企業にとっては、同期も限られ、コミュニティを広げづらいというような、場所的な制約があります。
その分、雄大な土地が広がり、美味しい季節の食材に囲まれる
淡路島だからこそ
春は大きな桜の木下で集まり
夏は海辺でBBQ
秋には紅葉を見に軽く登山に行く
ようなイベントごとが毎日の生活に取り込まれていくような、豊かな地域です。
だからこそ、企業という垣根を超えて”同期”が繋がることで
淡路での仕事と暮らしを充実させるきっかけになれば、
というのがテーマです。
「想像以上が生まれる」
この新人研修がどんな効果をもたらすのかは終わってみないとわかりません。でも私が確信していることは、人が混ざることで
”想像以上のことが生まれていく” ということです。
淡路島には本当に様々な生き方をしている人がいます。
地元に貢献したくて新卒Uターンや、実践方インターンシップで出会った企業にそのまま新卒で就職、会社のビジョンに惚れて移住してきた新卒など、それぞれがそれぞれに、淡路島のいろんな魅力に惚れてきています。
「淡路島」
という共通ワードしかないからこそ、混ざったら想像もしていなかったような大きな波が生まれたり、びっくりするようなビックバンが発生したり。
島の人事部はそうした「想像以上が生まれること」が面白い場所でもあったりします。
新人研修が何を生み出したかは、3回が終了したらお届けします🌸
Writer
ありさ
静岡県浜松市出身。
人材業界でのキャリアを経て、現在は淡路市地域おこし協力隊。好きな食べ物は餃子。特に私の手作り餃子は絶品です。
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