こんにちは、島の人事部広報担当のぽっぴんです。
この度、大学生と地元企業・団体が連携して、企業や地域の課題解決を目指すインターンシッププログラム「地域ベンチャー留学」が始まりました。
全国各地から大学生7人が淡路島に集まり、これから1ヶ月間、島で暮らしながら、企業や地域の課題に向き合います。
今回は、8月18日に開かれたキックオフイベントをレポートします!


目次
- ■ テーマは、「継承」。
- ■ 7人の学生が来島。
- ■ KICK OFF!!!
- ■ 付箋に書き出す、自分の“取扱説明書”
- ■ 「私たちは、____するチーム」
- ■ キックオフの終わりに
- ■ ここから、はじまる
■ テーマは、「継承」。
淡路島は今、関西を代表する観光地として注目を集めています。
西海岸エリアでは観光施設や飲食店の開発が進み、多くの観光客で賑わう一方、島の中には観光だけでは語れない「地域の日常」や「暮らしの文化」が色濃く残る場所や企業もたくさんあります。
そんな中、地域にも企業にも、共通して立ちはだかる課題があります。
若者流出、人手不足、後継者不足、地域コミュニティの希薄化……。
ここに通底しているのが、「継承」というテーマ。
地域ベンチャー留学は、そんな課題に、単なる就業体験ではなく、地域に暮らしながら向き合うプログラムで、参加する学生たちの役割は「地域を変えること」ではありません。
人の話を聞き、暮らしを知り、歴史や文化に触れ、働く背景を学ぶことで、地域や企業自身が「自分たちが大切にしてきたもの」を見つめ直すきっかけになることを、目指す。
企画書には、学生たちのことを“改革者”ではなく「地域や組織の承継を促す触媒」と位置づける、という言葉がありました。
その触媒を通じて、地域や組織に積み重ねられてきた価値を、次世代へ継承していくための接点が作れる状態を、目指します。

■ 7人の学生が来島。
今回集まったのは、北海道、北九州、静岡、東京など全国各地からやってきた大学1〜3回生7人。
受け入れる島内企業・団体は、ミツテック株式会社、北坂養鶏場、そして淡路市志筑の「志筑地区・商工会」。
7人の学生がそれぞれの適性や希望などで、企業・団体ごとにチームに分かれ、1ヶ月間、島で暮らしながら週5で勤務して、地域や企業が抱える課題と向き合っていきます。
■ KICK OFF!!!
学生は8月15日に来島。学生同士も初めましてなので、島観光をして関係性を作り、18日にキックオフが行われました。
■ 付箋に書き出す、自分の“取扱説明書”
簡単な自己紹介ゲームで場が温まったところで、早速各グループに分かれてのワークがスタート。
まずはより深い自己紹介として、
①得意なこと
②苦手なこと
③私はこんな時に動きやすい人です
④私は困ったり悩んだりするとこうなる
⑤そんな時はこう関わってもらえると嬉しいです
の5つを付箋に書き出し、シェアし合いました。
「おしゃべり、ノリと勢いが得意。逆に言語化とか、朝起きること、はじめの一歩が苦手」と話す男子学生がいれば、
「人の話を聞くのが得意で、自分から話題を振るのは苦手」という女子学生も。
志筑地区・商工会チームとして出席した起業家の金岡さん(かなやん)は、「勢いが得意。苦手なことは頼ること、言語化。困った時はサウナに行きます」と自己紹介。
同じチームで参加の有限会社弁天堂の桑名さんは「手先が器用。人に物事を伝えるのが苦手で、悩み始めると考え込んでしまう」と、大人たちも大学生と同じ土俵で自分の取扱説明書を明かしていきます。
得意・苦手を出し合ってみると、「意外とみんな似ている」という声も。
強みも弱みもオープンにしたうえで、いよいよチーム作りへと進んでいきます。


■ 「私たちは、____するチーム」
これから1ヶ月、共に活動するチーム。
改めての目的共有や、ルール設計が欠かせません。
そこで、各チームに「私たちは____するチーム」という、各チームのスローガンと、チームルール3箇条を作ってもらいました。
まずは学生には
①1ヶ月後、どうなっていたいか
②やりたいこと、挑戦したいことは
③そのために自分がチームでできること
企業には
①1ヶ月後、学生を受け入れてよかったと思えるのはどんな状態か
②一緒に挑戦したいことは
③自分たちがチームに提供できるもの
を、それぞれ考えてもらいました。

出来上がった各チームのスローガンとルールはこちら。
ミツテックチーム
▶︎スローガン
「当たり前の中から見つける、ミツテックの仕事、淡路島の暮らしのリアルを届ける」チーム。
▶︎ルール3箇条
①自分の考えを素直に言う
②「問い」が「当たり前」を大切にする
③チーム全員が「やってよかった」と思えるようにする

志筑商工会チーム
▶︎スローガン
「再発見・再発信・再発展する」チーム。
▶︎ルール3箇条
①相談しまくる
②承認・賞賛
③とりあえずやる、を大切にする

北坂養鶏場チーム
▶︎スローガン
「当たり前を言語化する」チーム
▶︎ルール3箇条
①毎日を無駄にしない
②報・連・談(相談・談笑)
③失敗を恐れないで積極的に

それぞれ全然色が違って面白い!!!
宣言をつくる過程で、志筑地区・商工会チームのかなやんが熱く語られていた言葉が印象的でした。
「みんなが見つけてくれた魅力や課題を、地域内で浸透させることももちろん大事。ただ、それだけじゃなくて、地域外に発信することで、経済が回り出す。
その上でさらに、一過性で終わったら意味がない。こういうのって、担当者がいなくなって途中で終わってしまいがち。そうじゃなくて、今日のこの時間は、5年後、10年後に続く取り組みのきっかけにしたい」
淡路島でさえ、街の人同士の関わりがどんどん希薄になっていくなかで、この1ヶ月をより意義深い、創造的なプロジェクトにしたい、という思いがにじんでいました。

■ キックオフの終わりに
最後は、一人ひとりが感じたことをシェアするチェックアウトの時間。
ある女子学生は、「この2時間で、『とりあえずやる』のが大事だと感じた。企業の方が、失敗しても大丈夫、失敗してもいいよっていうスタンスでいてくれるのが、とても安心感があり」と話します。
北坂養鶏場の新卒2年目・王地くんは、「みんな違うんだからこそ、助け合いながら一つのものを作っていける」と、これから始まる1ヶ月への期待をのぞかせました。
企画を運営する、島の人事部プロジェクトマネージャーのありりんも、最後に一言。
「決めたルールを守りつつ、1ヶ月後に振り返って、私たち理想的なチームになれたね、もしくは、それ以上のチームになれたね、と言えるように。
楽しみにしています!」




■ ここから、はじまる
この日集まった学生たちは、この1ヶ月、地域や企業が積み重ねてきたものを見つめ直す“触媒”として、それぞれの現場に入っていきます。
島の人事部が目指しているのは、「人を採ること」ではありません。
地域や企業に積み重ねられてきた価値を、地域全体で支え合いながら、未来へつないでいく。
今回のキックオフは、その一歩目です。
参加してくれた大学生のみなさん、あたたかく迎え入れてくださったミツテック株式会社、北坂養鶏場、志筑地区・商工会のみなさん、本当にありがとうございました。
ここからが、スタートです。
1ヶ月後、7人と3つの企業・団体が、どんな景色にたどり着いているのか。
続報も、ぜひ楽しみにしていてください!!!!

そして、Podcast「あわじ、しゃべってます。」では、この地域ベンチャー留学を中心となって企画したありさちゃん(集合写真中央)が、キックオフを振り返っておしゃべりしているので、ぜひそちらも合わせて、リッスン!
Writer
ぽっぴん
滋賀県出身。
読売新聞で新聞記者として勤務した後、独立して現在はフリーのフォトグラファーでライター。関西を中心に色んな写真を撮ったり、文章を書いたりしています。好きな食べ物は「ばーちゃんの手作りカレー」。
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